「想い」だけでは達成できない「救助全国一」にかける行動

 

道後松山市で行われる第45回全国消防救助技術大会の開催まであと3週間を切り、県大会、ブロック大会を勝ち抜いて選考された救助隊員の皆様には、全国大会という桧舞台で輝かしい成績を納められるよう、体調管理と事故や怪我の防止に努めていただきたいと思います。

また、後一歩で全国の切符を手中に収められなかった皆さんも、一息つかれましたら、次の戦いは既に始まっている事を忘れず、熱く赤くなった鉄を鍛え上げるのは熱いうちとも言われますので、モチベーションを落とすことなく、可能な範囲でコツコツと努力を継続していただきたいと思います。スタッフ一同、皆様を心から応援しております。

さて、努力の継続について、とても興味深いお話をお伺いしていますのでご紹介します。

5月末に大阪でパーソナルトレーナーをされているYAMATO(山戸 学)さんから、メッセージがありました。普段から仕事で訓練や体力錬成を行っている救助隊員の方が、パーソナルトレーナーである山戸さんから指導を受けられていて、全国1位を目指されているという内容。

 

 

全国1位を目指している訓練種目は、ロープ応用登はん。
2015年の大阪市の選考会では、全国1位のタイムを叩き出し、大阪市消防局では、歴代2位のタイム。日々の積み重ねは、仕事での訓練はもとより、プライベートでも研鑽を積まれているのは凄いの一言です。

 

(画面向かって左の2コースを上るのが、今年、大阪市消防局応用登はんの部代表となったクライアント様)
まるで早送り画面の映像を見ているような速さです。凄いの一言。

こんな消防の方に守られていると思うと、それだけで災害時は頑張れそうな気がします。
彼らが手を差し伸べてくれるまで、諦めないで何とか生き延びられそうな気がします。

山戸さんの指導を受け3年、ようやく全国の桧舞台への一歩を踏み出したのは、体力も鍛錬もさることながら、メンタルトレーニングによって「メンタルを助けてもらった」と、おっしゃるクライアント様。はしご登はんのような指先を使って、ロープやカラビナを扱う訓練のみならず、応用登はんのような連携訓練でも、息を合わせ懸垂ロープの重さまでも感じあえるメンタルも勝利の重要な要素と感じます。

最大の友は、自分自身であり、最大の敵もまた自分自身ですね。

詳しくは、YAMATOさんのHPでご覧ください。
http://yume-nihonichi-goukaku.com/