2016年 3月 16日
レンジャーロープ命は繋ぐが継ぎ目なし!
救助隊、消防隊の方がレスキュー用にお使い頂いているナイロンレンジャーロープは、
フィラメント(繊維)からヤーンを撚り、ヤーンを撚ってストランドを構成し、ストランドを撚って三つ打ちロープとなっています。
レンジャーロープは、通常200mを一郡として出荷されていますが、200mの中にフィラメントやヤーンに継ぎ目がないそうです。
継ぎ目がないからこそ、使用に応じて撚りが変化するため、その変化がロープ全体の影響して使い始めよりも伸びたり縮んだりするという現象が引き起こります。ロープは生き物と言われる所以(ゆえん)です。
継ぎ目がないものだからこそレスキュー用として認定されていて、そのロープを製造するためには、設備も普通のロープを製造する機械とは別のものであるため、原価も高くなることから、必然的に商品価格も高価になってしまいます。
国内にロープの製造メーカーがたくさんある中で、レンジャーロープを製造しているメーカーが少ないのも、設備投資に高額な費用がかかる裏付けの1つとも言えます。
アカジカは、この高価なレンジャーロープを必要な分だけ10cm単位からカットしてお買い求めいただくことにより、隊員の皆様の個人負担を軽減させて頂いていると共に、多種多様の種類の中からご自分に合ったロープをお選びいただくことを可能にしています。